お題「最近、ほっこりした瞬間」
店員さんが見せてくれる〝素〟が好きだ。
なかなかバーコードが読み取れなくて、ちょっと焦った店員さん。
私は、少し笑ってみる。
そしたら店員さんも控えめに、なんかこれ全然反応しないですね、すみません。
とか言いながら少しだけほっとしたようにちょっと笑う。
人と話すことは得意ではない私だけど、
急いでないですよ、怒ってないです、敵意はないですよみたいな、
そういう気持ちは表明したい。
伝える意味あるのかなと思うこともあるけど、
接客業に携わったことがあるなら全員、
世の中には意外と不機嫌なひとが多いことを知っている。
だからお客さん側の時は、怒っていないですよ風を醸し出すことを意識している。
そしてそれが伝わったとき、功を奏したとき、
店員さんの素が垣間見えて、マニュアルじゃない言葉をかけてもらえることがある。
私はとてもその瞬間が好きだ。
昨日は本を買った時、ブックカバーをつけてくれる店員さんが
「このカバーの柄、期間限定です。」と教えてくれた。
ええーかわいいですねと目を見て返事をしたら、
店員さんは若干驚いたようにみえたその後、
素敵な笑顔で「ありがとうございます!!」と言ってくれた。
そんなこと言ってくれるなんて、みたいな顔だった。
なんだか私はうれしくて、忘れられない。
話はちょっと違うけど、別のお店での話。
会計時に、貯めてるポイントを使うか聞かれて、
ああー、、、使います。と、少し間をあけて返事をしてしまったことがあった。
なぜ躊躇ったかというと、さして貯まっていないポイントに手間かけちゃうな、
とほんの少しだけ気になったからだった。
その気持ちを汲んでくれたのかわからないが、
店員さんは「ポイントって、使っとかないといつの間にか失効してたりしますよねえ。」
と笑顔で言ってれた。ありがたい。
小さい時、お母さんはずっとお母さんで、先生はずっと先生、
店員さんは店員さんのままずっと生きていると思っていた。
というか背景を想像したことがなかった。
だからか尚更、店員さんの素が垣間見えるとちょっと嬉しく、ほっこりするのかも。
店員さんも同じ人間なの、いつでも忘れたくないなあと思う最近のお買い物体験だった。